[PRUSA]3Dプリンターを買った1年間温めてきたPrusa i3 MK3S+の組み立てとその後の挑戦

自宅や職場の新築に伴う準備と、仮住まいや引っ越しの手はずに追われ、買ってから1年近く放置していた3Dプリンター、Original Prusa i3 MK3S+

このプリンターを選んだ理由は、自分で組み立てるキットが用意されている点でした。
なぜ、わざわざ組み立てるキットを選んだかというと、構造を理解しておけば壊れたときに自分で修理できると思ったからです。

購入出来る多くの製品は、工場で効率的に作られている分、接着剤などで固定され、自分では修理できない場合が多いですよね。そうすると、「動かない?」「故障?」って時に修理に出さないと直せなくなってしまいます。
でも、キットなら部品を自分で組み立てるので、後で微調整や修理をする際も構造が理解出来ている分、どこが悪いか把握しやすいです。自分で修理・調整し長く使用できるプリンターが欲しかった私にとって、この仕様は理想的でした。

さらに魅力的だったのは、Prusa本体のプラスチック部品がPrusa自体で製造されている点です。組み立て中に壊れたり、使用中に劣化しても、同じプリンターで部品を作れるというのは「これぞ3Dプリンター!」という感じで、心をつかまれました。

完成までは説明通りに組み立てるだけなので問題無いのですが、一番はじめにおこなうキャラブレーションとファーストレイヤーによるノズルのすき間調整に苦労しました。この調整がどういったことなのか理解できず、しばらくPrusaを使えない時期がありました。また、ヒートベッドにフィラメントがくっつかない問題も重なり、説明書通りにやっても上手くいかず困り果てました。この辺りの話は、また別の記事で詳しくお伝えします。

いざ完成!最初の挑戦はオカリナ

なんとか完成したPrusa i3 MK3S+で、最初にプリントしたのは「オカリナ」でした。
3Dプリンターでオカリナなど楽器が作れることにまず驚きましたが、それ以上に驚いたのは、長男(高3)と次男(小6)がオカリナにどハマりしたことです。みんなの歌で流れるような曲から、ジブリやディズニー、さらにはお祭りのお囃子まで、どんどん演奏できるようになっていきました。音楽を通して家族が盛り上がる姿は、3Dプリンターのおかげで得られた意外な喜びでした。


まとめと次回予告

Prusa i3 MK3S+をキットで選んだことで得られたメリットは、構造を理解しやすく、自分で修理や調整ができる点。そして家族で楽しめるオカリナの製作という予想外の楽しみもありました。次回は、組み立ての際に苦労した「隙間調整」や「ヒートベッドのトラブル」について詳しくお話しします。お楽しみに!

<参考資料>覚え書き

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