[PRUSA]ノズル詰まり

Y Crash detectedの対策をしてプリントをしていますが、木工制作中のワゴンに使いたい仕切りを木片の混ざったフィラメントで印刷したのですが、まさかのノズル詰まりに遭遇しました。

その原因を振り返ると、ノズルとプリントベッドの距離がすこし近すぎて押しつけが強かったことと、今回のプリントしていたデザインの一部が数ミリ接地しきておらず、それを見落としてサポートをつけなかったことが失敗要因かと思います。

印刷を進めていくと、5層目あたりで一部が盛り上がり、その箇所でフィラメントがうまく出なくなり、ノズルが引っかかるような状態になっていました。

エアープリントが発生

予定では14時間のプリント作業でしたが、開始7時間後に確認すると、ヒートクリープが起こり印刷は1cmほど進んだところで止まり、その上部でエアープリント状態に。エクストルーダーだけが虚しく動き続け、プリントは完全に停止していました。フィラメントを引き抜いてみると、同じ箇所で削れており、ノズル付近で詰まって逆流したのだと推測。

解決のための準備

公式サイトの記事を参考にしながら、ノズル掃除の方法を確認しました。必要な工具として、7mmのソケット、モンキーレンチ、ラジオペンチを準備。そして、以下のリンクを参考にノズルの取り外しを実施しました:

また、詰まったフィラメントを溶かすためのテトラヒドロフランや酢酸エチルも手配しましたが、個人宅への配送ができない商品だったため、手元の工具とヒートブロックの分解で対応することにしました。

詰まりの原因と対策

ヒートシンクやヒートブロックを分解すると、詰まりはヒートブレイクとノズル内部にありました。3mmほどのフィラメントの塊が原因で、これを丁寧に掃除しました。ノズル内の残骸もヒートガンで温め、フィラメントを押し込むことで除去。

再組み立てとテスト

分解・清掃後、再組み立てを行い、ノズルを275度にプレヒートして締め直しました。このとき、やけどしやすいので軍手など耐熱性のある手袋を使うのがポイントです。

キャリブレーションを実施後、ファーストレイヤーの調整に進みました。私は普段-1.33〜1.4で設定していますが、今回は-1.33に調整して慎重に進めました。

今回の教訓

ノズル詰まりを防ぐためには、ノズルの距離調整や定期的なメンテナンスが重要です。また、エラーが発生したらすぐに原因を特定して対処することが大切だと実感しました。今回はエラー後のファイルを削除し、新しいモデルで12時間のテストプリントを行い、問題がないことを確認しました。

次回も慎重に調整しながらプリントしていこうと思います。皆さんもノズル詰まりにはくれぐれもお気をつけください!