風が抜けない低山での熱中症対策に「ハンディ扇風機」が活躍!

標高1,000m以下の山や斜面では、風が抜けにくく湿気がこもりがち。そのため、暑さが体にこたえ、熱中症になるリスクも高くなります。
もちろん、「これさえあれば大丈夫!」という万能な対策はありませんが、水分補給をこまめに行い、塩分やクエン酸など電解質を一緒に摂ること。そして、暑さ対策として「ハンディ扇風機」を活用するのは、とても心強い味方になると思います。
ハンディ扇風機は“星の数ほど”あるけれど…
首掛けタイプや羽の枚数が多いもの、大型タイプなど、これまで色々なハンディファンを試してきました。でも、実際に使ってみると──
- 風量・風圧が物足りない
- 重くて嵩張る
- バッテリーがもたない
といった不満があり、「これだ!」というものにはなかなか出会えませんでした。
実体験からたどり着いた“本当に使える一台”
昨年の梅雨から夏にかけて、丹沢の大山を含むいくつかの低山を歩いていた際、実際に軽い熱中症のような症状が出てしまいました。帰宅後もしばらく体の火照りや不調が抜けず、これは何か対策を考えないと…と思い、本腰を入れて選び抜いたのがこちらの扇風機です。
■おすすめアイテム





ハンディ扇風機 超強力モデル(19000RPM・5200mAh・LED液晶搭載)
主な特徴:
- 5段階風量調節 & 最大風速9m/s
ターボ型の送風口で直進性のある風を遠くまで届けます。6枚羽根で風力効率もアップ。 - 3WAY仕様(手持ち・卓上・首掛け)
角度調整は180度まで可能。ストラップ付きで登山中の使用にも便利。 - 5200mAhの大容量バッテリー & LED液晶表示
最長12時間使用可能。風量とバッテリー残量が一目でわかるのも嬉しいポイント。 - 軽量・コンパクト & 急速充電対応
わずか190g。Type-Cによる急速充電で、約3.5時間でフル充電完了。
実際に使ってみた感想としては、「これまでの中でダントツで一番風が強くて快適!」という印象です。特に風が止まりがちな茂みや登り坂などで、首元から顔にかけてしっかり風が当たることで、かなり体力の消耗を防げている気がします。
登山中の熱中症対策だけでなく、虫除け対策や子どもとの外遊び、通勤などにも役立つので、一つあると本当に便利です。
実際に使ってみて気になった点
低回転モードでもしっかり風が届き、しかも一日中バッテリーが持つのは本当にありがたいポイントです。ただ、気になった点をひとつ挙げるとすれば──風量を抑えたモードでも、ややファンの駆動音が目立つこと。
僕自身はそこまで気になりませんでしたが、周りのメンバーからは「ちょっと音が気になるかも」といった声もありました。静かな山頂や休憩中など、場面によっては気になる方もいるかもしれません。
それと、これで防水仕様だったら完璧ですね。突然の雨や汗での故障リスクを考えると、今後はぜひ防水タイプの登場にも期待したいところです。