足腰を支えるサポートタイツ
ザックで荷重を軽減しても、やっぱり登山では“足腰”がカギになります。
とはいえ、私のように普段は立ち仕事中心で、運動らしい運動もできていない…という方は多いのではないでしょうか。
そんな日常を過ごすなかで、急にハイキングや登山に誘われても、「普段運動してないし…」と不安になるのは当然です。
実際、私も富士登山に誘われた際、まず頭に浮かんだのは「体力、大丈夫かな?」ということでした。とはいえ、行くと決めたからには準備しなければいけません。
そこで始めたのが、近所の山や江ノ島などへの週1の山歩き。筋力アップはそう簡単にできるものではありませんが、足腰をサポートしてくれる装備があると聞き、試してみたのが「サポートタイツ」でした。
サポートタイツとは?

サポートタイツは、スポーツ時や日常の動作をサポートするための着圧機能付きタイツです。
その中でも「はくテーピング」CW-Xのスポーツタイツとは
アスリートからスポーツ初心者、日常生活の中など、カラダを動かすすべての人に愛用され続けている、CW-Xのスポーツタイツ。CW-Xのタイツは、ワコール人間科学研究開発センターの研究員のご家族が、スキー中にケガをされ、このままではスキーを続けることができない…そのとき、脚にテーピングをしてもらったところスキーを続けることができたという経験から、「もっと簡単にテーピングの効果を得られないか?」という発想をもとに、開発されました。
素材は女性用ガードルに使用するハイパワー素材と、しなやかなフィット感を実現する、ワコールならではの設計技術を応用。1991年に「CW-X」の初代商品である、独自のテーピング原理を応用した画期的なスポーツタイツが誕生しました!サポートラインのついたスポーツタイツの先がけとなったのが、CW-Xなんです。
CW-Xのスポーツタイツは、股関節をしっかり安定させています。さらに股関節からふくらはぎまで途切れず続く、一連したテーピングが足全体の関節と筋肉をしっかりサポートします。
※商品によって期待できる効果は異なります。

- 筋肉のサポート:振動やブレを抑え、疲労を軽減
- 血流の改善:適度な圧力で血行を促進し、酸素や栄養の循環を助ける
- 関節の安定:膝や股関節の動きを支え、怪我のリスクを下げる
- 疲労の軽減・リカバリー:登山後の疲れや痛みの回復をサポート
私が選んだのは「ジェネレーターモデル」です
ジェネレーターモデルはまさに全部盛りのモデルで腰やお尻、股関節からふくらはぎまでの下半身をしっかりサポートするタイプです。
サポートを減らしたモデルにすると、だいぶ価格を抑えることが出来るのですが、膝を痛めない歩き方を優先すると、太ももやふくらはぎ、股関節をよく使うので、その歩き方をする上でもこのサポートタイツは必須装備になっています。
実際に使ってみた感想
膝に古傷のある私にとって、CW-Xのジェネレーターモデル(フルサポート)は手放せない存在になりました。
- 江ノ島
- 大山(下社〜山頂)
- 高尾山(1号路〜6号路)
これらの山を3週連続で歩いたときも、痛みや筋肉痛がほとんど出なかったんです。
その後も塔ノ岳や富士山に至るまで「これは効いてる」と毎回実感できるほど、今では欠かせない装備です。
膝サポーターの併用について
私の場合、左膝の不安からバンテリンコーワのサポーターも重ねて使用しています。
ただし、締め付けが強すぎると逆効果なので、「あくまで補助的に使う」のがコツです。



まとめ
登山前に不安を感じる足腰に、サポートタイツは非常に頼れる存在です。
もちろん、日頃のトレーニングやウォーキングも大切ですが、道具の力を借りて一歩を踏み出すのも立派な選択肢です。
「歩けるか不安…」そんな気持ちを和らげてくれる、まさに“文明の利器”でした。
次回は、登山中のバランスと負担をさらに減らしてくれる「トレッキングポール」についてご紹介します。